11月21,22,23日に開催されたStartup Weekend Tokyoに参加してきました。
参加しての感想と巻き起こったことなど書こうと思います。
今回は最終3日目について書きます。
3日目にやること & やったこと
3日目に時間的に決まって行うことは下記の通りです。
- 最終プレゼン前の機器チェック(テックチェック)
- 最終プレゼン
- 懇親会
チームで行ったは下記の通りです。
- デモ用の3Dデータ作成
- 作成した3Dデータの表示
- その他サイト公開まで(ドメイン取得 - IP紐付け - Webサーバ構築 - デプロイ)
- プレゼン資料作り。
自分達のチームは、3D試着サービスを構築する故、3Dデータを作るのが最優先でした。
が、24時間寝ていない状態でプログラムを書くのは相当きついですね。
ほぼ頭が回っておらず、ミスが目立ちました。
今回は時間的に夜通しで作り上げるしかなかったのですが、
2日目は普通にしっかり寝た方が3日目のパフォーマンスが良かったのではないかと思います。(当たり前ですね。。。)
3Dデータ作成 & 表示
昨日(といっても、当日の7時)の時点では3Dデータさえ作れば表示できるという仮説があったのですが、これが大誤算。
具体的な問題として
- 重ね着部分をうまく表示できない
- 3Dデータを初期表示時、中心が合わない
- 3Dデータ自体の大きさが指定できない。
もう何というか、、、問題だらけバグだらけです。
調べる気力も時間もないという状態でした。
そこで、自分たちは、試着できる服の枚数を絞ればパターン数を減らせると考え、(見れるレベルの3Dデータ作成工数を減らせる)
逃げの一手を打ちました・・・。
不本意なので、今後必ず実装する予定です
その他サイト公開まで(ドメイン取得 - IP紐付け - Webサーバ構築 - デプロイ)
ここはもう言うことはないかと思います。
ドメインについては、適当なドメインを取得しました。(.coドメインは無料らしい)
IPとの紐付けは反映まで数時間待つ必要があるので、2日目のうちにやってしまったほうが良さそうです。
Webサーバー構築は、イベント当日までにやっておくと良いでしょう。
※ティザーサイトだけだったらそこまでする必要ないかもしれません。
3日目でインフラ周りのゴタゴタがあるとシャレになりませんので準備は怠らない方が良いです。
プレゼン資料作りについて
プレゼン資料作りですが、最終プレゼン時間は5分なので、ページ数を多くするメリットはありません。
また、最終プレゼンでの重要項目を下記の通りです。
- 誰のどのような問題を解決するプロダクトか
- そのプロダクトを必要としてくれる人はいるか
- お金を払ってくれるユーザはいるか
- 動くMVPはあるか
上3つは真理ですね。この質問に完全に答えることができたなら、イベント後にとっととで起業なりした方が良いと思います。
他チームのプレゼンを見ると
- 誰の問題を解決するのかわからない
- 無駄に動画が作ってある
- 動くMVPがない。
- そもそも何を言っているかわからない(端的にまとまっていない)
といった感じでした。
また、審査員の方がおしゃっていたことなのですが、ある問題の解決策についてプロダクト化を進めようとしているあまりに、
問題を抱えるユーザを置き去りしたオナニープロダクトになっているチームが多かった気がします。
今回のイベントでは、具体的なユーザの問題にフォーカスを当てたプロダクトを作ったチームが入賞していました。
まずは、誰のどのような問題を解決するプロダクトかといったことを2日目に掘り下げて話し合ってからスタートするのが優勝への近道かと思います。
自分達のチームはどうだったか
プレゼンの内容をY氏と考えてみましたが、自分達のチームは顧客開発をしたもののニーズ0。
マネタイズも、なにそれうまいの?状態だったので、プレゼン資料はトータル20文字くらいの貧素なものでした。
正直、3D技術を使うので、マネタイズ云々、ニーズ云々というより、まずは目で見てわからせる必要があると思ったので、実装しかしておらず、話せる内容が無かったのというのが本音です。
とはいえ、デモの時間も1分くらいで終わってしまうのはわかっていたので、
最終プレゼンの半分、2分半は自分がイベントに参加した感想を話すことにしました
自己顕示欲丸出しの盛大なオナニープレゼンですね。(そのかわり気持ちよかったです)
みなさんの大切な時間を奪ってしまって申し訳なかったと思っているのですが、我ながらパンチの効いたプレゼンだったと思いますし、審査員からのご意見/アドバイスも結構強烈なものだったので、
その点、後続のチームに安心感を与えられたのではないかと思います。
結果的には、もちろん優勝にかすりもしませんでした\(^o^)/
懇親会について
イベント中は、ガチ勢が多かったせいか、他チームが敵対勢力かの如く、キリキリした感じだったように?思いましたが、懇親会は全てが終わったあとなので、和気藹々としていたような気がします。
話を聞きたい人のところに行くも良いし、飲食を楽しむのも良いと思います。
個人的にはStartupWeekendの運営側に興味があったのと、審査員の話を聞きに行きたかったのですが、寝てなかったので、ビール一口で気持ち悪くなっちゃいました。
そして話も何も聞けず…orz
また、優勝チームはもちろんですが、目立ては目立つほど、この時間はチヤホヤされると思います。
エンジニアは特にですが、自分の技術力を証明することができると、結構良い時間になると思います。
あと、名刺は結構持って行った方が良いですイベントが終わったあとに思ったのですが、 イベント中は、ぶっちゃけ顔とその人の雰囲気しかわからないので、名刺を回収してイベント終了後にFBなどで確認したりすると、顔と名前が一致するので捗るかと思います。
最後に感想
イベントに参加して:
3日間で嬉しかったことと、心が折れそうだったことが何度も起きて、めちゃくちゃ疲れました。
が、自分のピッチが残ったり、チームが解散したり、自分を信じてついてきてくれる人がいたり、技術をもってやりたいことを実現できたりして本当に楽しかったです。
振り返ってみると、社会人になってから、ここまで本気で物事に取り組むのは初めてだったかもしれませんし、気分がここまで高揚することは無かったと思います。
そして、2日目の心が折れたときに、あきらめて帰らなくて良かったのと、3日目に会場に行く決意をして良かったです。
3日目間本気で取り組むと、このイベントのUXは最高のものになると思います。
エンジニアとして:
1日目の1分間ピッチ後に、何名かのエンジニアから
「それどうやってできる?3日目じゃ到底無理でしょ」と鼻で笑われたのですが、実際に最終プレゼンで動くところを見せられたので高らかに
「ぐだぐだ言ってないでコードを書けハゲ」と言い返せたような気がしました。
今回は、ニーズが0の問題に対して技術で立ち向かったわけですが、
まだまだ技術が追いついていないだけで、必ず技術の巻き返しとイノベーションが起こせると思っています。
そして、そのイノベーションを起こすのが、自分達エンジニアだと思っています。
イベントに参加して、この気持ちが強まったことは大きな収穫だと思いました。
StartupWeekendからは様々な経験と学びを得ることができました。
もし、参加を迷ってる人がこの記事を見ていたら必ず参加をオススメします。
以上がイベント参加のレポです。