概要
最近新たにWebサービスを作ろうとしているのですが、ここ一ヶ月、毎週末自宅で缶詰になって開発を続けてきました。
一ヶ月も同じ環境で作業をしていると、どうしても気分転換がしたくなるので、どこか違う環境で集中して作業したいと思い、
羽田空港で開発合宿をすることにしました。
この記事では、一泊二日羽田空港で合宿しての感想を書いていきます。
他に候補はあったか?
もちろん他に候補はありました。レギュレーションは下記の通りです。
- 一人で活動できるか
- すぐに充電が確保できるか
- すぐにご飯を調達できるか
- ネットワークが安定していて、かつ十分に早いか
- 一泊二日を想定した場合、宿泊料は十分安いか(10,000円以下)
- 作業時間を確保できるか(遠すぎないか?)
- 楽しそうか
ざっと考えた候補と結果をまとめると
作業場所 | 検討結果 |
---|---|
開発合宿プランがある宿 | そもそも一人だと予約できない。 |
温泉宿 | 料金が高い。もう少し安く済ませたい>< |
ビジネスホテル / デイリーユース | アクティビティ的なことがない。絶対額では高くないが、割高に感じる。デイリユースの場合は作業時間を確保できなそう。 |
シェアオフィス | 会社で作業するのと変わらなさそう。楽しめなさそう。非日常感がない。 |
という感じで最初から決まってました感は否めないですが、羽田空港に決めました。
どこが良かったか?
ワクワク感
朝早く出たわけですが、電車を待ってる間のワクワク感
国内線ターミナル駅についたときのワクワク感
飛行機の時刻表のワクワク感
異常なまでワクワク感でした! うちの会社でも開発合宿を定期的に開催していますが、(自分が思う)必須項目として、非日常感は重要だと思います。 もう、この時点で満足感高い…。
ご飯がうまい!すぐに調達できる!
1日目の朝食。 THE 日本の朝食。
1日目の夕食。 信州の蕎麦 + 蕎麦屋のカツ丼 + わさび漬け。 わさび漬け食べながら、「この状況で飲まないとかありえなく無いですか?」と思った。
2日目の朝食。 ベンツとコラボしたエッグセレントという名の卵系料理がうまい店。 1日目は和食だったけど、2日目は洋食で決めたぜ!
2日目の昼食。 ロールキャベツ + メンチカツ + カニクリームコロッケ。 ロールキャベツが浸かってるクリームソース的なものがおいしかった。 すごく美味しかったんだけど、このとき、「色々な調味料使ってるんだから美味しいのって当たり前じゃね?その点、寿司ってやばくね?」と思いながら食べてた。
2日目の夕食。 ナポリタン。一緒についてきた味噌汁はしじみの味噌汁。和なのか洋なのかはっきりしろ!!うまいぞ!
という感じで、レストラン街があるので、食べることに困ることはありません。
また、大体の飲食店が食べログ3.4以上なので、食べログ厨のオレ歓喜。
あと、今回はおやつ制限をしていた故、完食はできなかったんですが、
空港内に、お土産フロアがあるんですが、バラ売りをしてるところも多く、いつもと違ったおやつを格安で手に入れることもできると思います。
食に関しては最高だと思った。
電源ある!ネット早い!椅子が良い感じ!
結構良い感じの椅子と場所が至るところにあります! また、基本、空港にいる人は飛行機待ちの人が多いはずなので、 椅子の取り合いになることはありません。
場所によっては、飛行機の発着が見れる場所があったりします。 ただし、ここは人気スポットっぽいので席は取り合いです。 たぶん、客層も観光のために来た人が多いからですね。
※靴下はだれかの忘れ物
電源も至る所にあります。 感覚的には、100mに一箇所、パソコンブースなるものがあり、無料で電源が使えます。 また、基本的に空港内のカフェには電源があります。 旅行者がメイン客だからあたりまえっちゃあたりまえだけど、開発合宿をしに来てる身としてはありがたい。
ネットワークについては、Free Wi-fiが空港全体で使えます。 そして、まぁまぁ早いです。 「まぁまぁ」としているのは、出発ロビーや、おみやげフロアなど、人が混雑しているところは繋がりにくくなります。(おそらく電波が干渉しているから?) ただ、それ以外の場所ではサクサク動いてました。youtubeとかニコニコで音楽聴きながら作業できるので、合格だと思います。
1つだけ注意なのは、ネットーワーク300分に1度切れるので再接続しなければなりません。 とはいえ、再接続すると、再度300分使えるようになります。 めんどくさいので一言で言うと、ずっと無料で使えます
宿泊施設も安いし快適
First Cabinというカプセルホテルに宿泊しました。 第一ターミナルの到着ロビー内にあるので、めちゃくちゃ近いです。3分歩いたらつきました。
普通のプランと、+ 1000円でちょっと広くなるプランがあるのですが、 写真はちょっと広くなるプランです。6,600円くらいです。 カプセルホテル初心者の自分としては、結構快適で、おっ、これならホテルよりえぇやんけと思いました。
とはいえ、普通のプランは、本当にシングルベットが1つあって荷物置き場も20cm * 100cmくらいのスペースしかないので、いわゆるカプセルホテルって感じです。
1,000円プラスしてもカプセルホテルなのには変わりないので、 他の宿泊客のいびき、物音、行動音は普通に聞こえます。耳栓は必須です。ないと死ぬと思います。
First Cabinは歯ブラシ、タオル、館内着は無料です。 大浴場にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、フェイスウォッシュもあるのと、ドライヤー、化粧水とかもあります。 要は、出張で来た人が困らないような最低限のものはある感じです。
開発合宿で来た自分は何も困りませんでした。 逆に、それらを持って来てしまったので、荷物が多くなってしまいました。
いちゃもんつけるとしたら、 大浴場にサウナがありません。水風呂もありません。 オレの自律神経をどうしてくれるんだと思いましたが、これは自分しか思わないだろうと思います。
あとはFirst Cabin内は羽田空港のWi-fiが使えず、専用ネットワークになるのですが、 これがクソ重いです。使い物になりません。ポケットWi-fiを持参するか、ギリギリまで空港内で活動するか、すぐ寝るかの選択になると思います。
用意した方が良いもの / しなくても良いもの。
結構重装備できましたが、必要なもの不要なものの紹介です。
用意した方が良いもの
空港内のネットワークは割と安定してますが、一部繋がらない箇所もあります。カプセルホテルとか、人が混雑するところとか。
自分は念のためポケットWi-fiを持って来たので、そこらへん不自由なく過ごせました。
なくてもいけるっちゃいけるけど、あると便利なので、挙げました。
カプセルホテルに泊まるなら耳栓は必須でしょう。無いと騒音で寝れないと思います。
また、日中作業するときも、基本は人が往来するところで作業するので、音が気になる人は使用をおすすめします。
用意しなくても良かったもの
First Cabinで用意してくれたものは全て不要だと思います。
- 歯ブラシ
- タオル
- パジャマ
- 石鹸
- 化粧水
持ってくるものは、PC、電源、着替え、スマホ、耳栓、ポケットWi-fiくらい?
未確認なこと
二日間、羽田空港内で過ごしたわけですが、確認できなかったこと、試してみたいことがいくつかあります。
ラウンジの使用
空港内には6つくらいラウンジがあります。 そのうち4つは保安所を通過した後にあります。つまり、開発合宿で使えるのは2箇所だけです。 その二箇所は提携カード + 航空券があると無料になります。 逆に、なければ、1,000円くらい払うことになります。
今回はラウンジで作業することができなかったので、次回は使ってみたいです。
宿泊施設を温泉施設にしてみる
羽田空港近隣には温泉施設が点在するのですが、その施設から羽田空港へ無料シャトルバスが出ているようです。
例えば
- お台場・大江戸温泉物語
- 天然温泉平和島
などなど。
雑魚寝になるので、質はだいぶ悪くなるのと、シャトルバスに乗って移動するのが若干だるいですが、 3,500円程度で済むので、検討はしたいです。
国際線ターミナル
今回は2日間、国内線ターミナルで過ごしました。
- 1日目: 国内線第1ターミナル
- 2日目: 国内線第2ターミナル
残るは国際線ターミナルなのですが、ここには全く行けてません。 次回はそこで作業してみたいです。
まとめ
それなりに低価格で一泊二日の開発合宿ができることがわかりました。
今回は宿泊費と同じくらい食費にかけてしまったので、結果的に温泉宿に行くのと変わらないくらい費用になりましたが、 期間中6回の食事が全て違う内容の食事かつ、食べログ3.5以上の店だったので、個人的には満足しています。
また、開発に必要な電源やネットワークは余裕で確保できるのは驚きました。 念のためポケットWi-fiがあると安心といったところです。 今回の開発合宿は2日間で20時間くらい開発に充てることができました。時間だけみると、何気に家のときよりも多くの時間を使えているのにも驚きでした。
羽田空港に行くことで、非日常感を味わえましたし、十分開発を楽しめたので目的は達成できました。 我ながら変なことやってるなぁ〜と思いましたが、気分を替えたい人にはおすすめです!
次は成田空港かなぁ〜〜〜