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株式会社リブセンスでエンジニアをやっている星直史のブログです。

オーディオブックをオススメできない理由を挙げていきます

背景

通勤時間を有効に使う為に、オーディオブックを何冊か購入したのですが、 予想以上に使い勝手が悪かったので、お勧めできない理由を挙げていきます。

オーディオブックとは?

オーディオブックとは、本の内容を朗読した音声データです。 オーディオブックをiTunesなどで再生して、移動時間などのすきま時間に 耳から情報を入れることができる代物です。

オーディオブックを買った目的

通勤時間に少しでも学びを取り入れたかったので、買ってみました。 電車内、バス内で本を広げたくない(られない)、けど、本を読みたい! というニーズを満たしたかったため、購入しました。

何がダメだったか?

自分に合わなかったポイントを列挙すると下記の通りです。

  • 途中から再生する際、どこまで聴いたかわからない
  • 本を読み返したい時に素早くアクセスできない
  • 聴覚からでしか情報を得られないため、記憶が定着しない

途中から再生する際、どこまで聴いたかわからない

オーディオブックは音データのため、本厚みはもちろん、目次などがないため、 どこまで聴いたか覚えていなければなりません。 自分の場合、移動時間にオーディブックを聴くことが多いのですが、移動時間は10分であったり、20分、30分であったりまちまちです。

移動が終わる度にどこまで聴いたか再生時間を記憶するのは面倒で、結局2重で聴く場合や、 時間をかけて聴いたところまで再生と停止を繰り返すことが多くなってしまい、だいぶストレスでした。

本を読み返したい時に素早くアクセスできない

本の中には一度読んではい終わり〜ってだけではなく、 何度も読み返したくなる時があると思います。

自分の場合、書籍で読むと、どこに何が書いてあるかを、 本の厚みと、本を見開いた時の左右どちらかのページに書いてあったか?を だいたい記憶しているため、一度読めば、次回以降は素早くアクセスできます。

しかし、オーディオブックになるとそうはいかず、 聴いた情報は総再生時間のどこに位置するのか?という情報しかなく、 また、その時間を視認する術がないので、2回目以降のアクセスにとんでもなく時間がかかってしまいます。

聴覚しか情報を得られないため、記憶が定着しない

オーディブックのサイトでは耳から学ぶことで効果的に記憶に定着とお勧めされていましたが、 自分はそんなことありませんでした。

さきほど、書きましたが、自分は、 本の厚みと、本を見開いた時の左右どちらかのページに書いてあったか?を記憶していきます。 まだオーディオブックに慣れていないのかもしれませんが、基本的に移動中に聞き流しているだけなので、記憶する努力をあまりしておらず、 内容が、記憶にまったく定着しませんでした。

耳から学ぶことで効果的に記憶に定着できるのは、 書籍とオーディオブックの両方を購入し、聴きながら書籍を読むことで記憶に定着しやすくなるのではないかと思いますが、 同じ内容のものを二重で購入しなければなりませんし、 朗読を聞き取るスピード < 読むスピードの場合、処理能力の差でストレスを感じてしまいます。

自分は3つのオーディオブックを購入したのですが、 うち2つは何度も読み返したいと思い、結局書籍を購入しました。

さらに、自分の場合は、完全に朗読を聞き取るスピード < 読むスピード であったため、オーディオブックを聴くことはなくなりました。

まとめ

何度も読み返す必要がないような本(小説とか?)*1であり、 かつ、記憶に定着させる必要がない本であれば、オーディオブックを買っても良いのではないでしょうか。

ハウツー本、内容に頭を使う本、記憶に残しておく要素が少しでもある本においては、 オーディオブックはまったくお勧めできません。

ちなみにAmazonでも一部の書籍はオーディブックで販売開始されているようです。

*1:そんな本があるかわわかりませんが