production.log

ピクスタ株式会社で開発部の部長をやっている星直史のブログです。

Re:VIEWで執筆とPDF出力を行い、印刷所に不備のない入稿をするポイントの紹介

概要

技術書典5に参加したのですが、自分で本を作るのは初めてだったので、Re:VIEWの使い方から学び、入稿して印刷所のサポートの方から指摘を受けて再入稿して、やっと物理本を完成させることができました。

今回この記事では、Re:VIEWで執筆とPDF出力を行い、印刷所に不備のない入稿をするポイントの紹介をします。

執筆開始

印刷所への入稿はPDFであれば良いため、執筆ツールはなんでも良かったりします。

  • Word
  • Google docs
  • Markdown(HTML)
  • Re:VIEW

当初、書き慣れているMarkdownで執筆をしようとしていました。 しかし、Re:VIEWを調査すると、レイアウト、目次ページ、ページ番号の挿入、表紙挿入、ノンブル設定など書籍執筆を支援する機能が充実していたので、記法を覚える学習コストを払ってでも使うべきだと考え、Re:VIEWで執筆をしました。

Re:VIEW

インストール

まずはRe:VIEWの概要を知り、インストールをしました。 gem化されていたり、Dockerでも動かせるため、導入はとても楽です。

dev.classmethod.jp

執筆

Re:VIEWは独自の記法を覚える必要があります。 ただ、覚えることはそんなに多くはありませんでした。自分はチートシートを見ながら書いていました。 下記リンクが簡潔にまとまっています。

Re:VIEWチートシート · GitHub

PDF出力設定

PDF出力するためには、下記がインストールされている必要があります。

  • Ghostscript
  • Imagemagick
  • MacTeX

下記リンクを参考にしました。 mkdir.g.hatena.ne.jp

textlint

推敲の際、日本語のチェックを機械的にやりたかったので、textlintを使いました。

efcl.info

印刷設定

執筆が終わったら入稿の準備です! サークル仲間の@kaibaさんが先陣を切って日光企画さんに不備を指摘されており、そのポイントがまとめられてました。(めちゃくちゃありがたい!) ポイントは下記の通りです。

  • 出力された用紙サイズをB5にする
  • 通しのページ番号(ノンブルという)をいれる
  • ページが偶数、または4の倍数にする
  • 読み込めていないフォントがあるか確認する
  • 表紙と本文は分けてzipにする <== これは自分の不備

技術書典、Re:VIEWで作った原稿で印刷所(日光企画様)に怒られたポイントと対応まとめ – Pokosho!

入稿

執筆お疲れ様でした!いよいよ入稿です。 印刷所は運営からも案内されている日光企画さんにしました。 サポートの方がめちゃくちゃ優しい方です!

www.nikko-pc.com

日光企画さんは、

  • イベント別入稿期限の早見表がある
  • 早割がある
  • 納品先を会場のサークルスペースに指定できる

という感じで、オペレーションで困ることはあまりありませんでした。

ページ数

平トジと中トジかで、ページ数を調整しなければなりません。

  • 平トジ: 偶数
  • 中トジ: 4の倍数

発行部数

非常に難しいですね。強気でチェック数以上に刷る人や、日和って50部未満にしてしまう人などなど。
爆死リスクと機会損失を天秤にかけなければならないので一概に正解はないと思います。
自分の場合は、在庫を抱えたくなかったので、40部に抑え、ダウンロードカードも準備して機会損失にも対応できるようにしました。

ただ、次回は、日光企画さんの早割(50%)で入稿して、100部くらい刷ろうと思います

blog.naoshihoshi.com

ダウンロードカード

物理本だけではなく、PDFでも売りたい場合、ダウンロードカードを作成しなければなりません。 ダウンロードカードとは、PDF頒布サイトのURL(通常はQRコードが記載されている)とシリアルコードが書かれているカードのことです。 私は対面電書というサービスを使いました。

taimen.jp

対面電書の良いところは下記の点です。

  • 無料でランダムのシリアルコードを3,000個まで発行できる
  • ダウンロードカードのデザインまで作れる
  • ダウンロードにユーザー登録は必要ない

という点が良いところです。

BOOTHも検討したのですが、購入者が会員登録しなければならないのが煩わしいだろうと思い、対面電書にしました。

ダウンロードカードは別途印刷所で刷るのも良いですし、プリンターで印刷したものをカッターで切るのでも良いと思います。 自分は、温かみがあった方が良いと思ったため、プリンターで印刷してカッターで一枚一枚切りました。

印刷する際、A4の1枚の紙から複数のダウンロードカードを作りたかったので、設定をする必要がありました。下記リンクが参考になります。

blog.karasuneko.com

まとめ

執筆から入稿、ダウンロードカード作成までに使ったもの、調べたものは以上です。 初めてだったとはいえ、調べれば意外になんとなることがわかりました! 印刷所への入稿は流石に不安しかなかったのですが、@kaibaさんが指摘されたポイントをまとめてくれたのには頭が下がります!ありがとうございました!