前回までの記事で
と、Webサービスのデータ解析をする上で必要なデータソースから取り込む手順を書きました。
今回は、それを定期的に実行する設定の手順を書きます。
Re:dashの設定
- クエリ画面にアクセス
- Refresh Scheduleのリンクを押下
- 実行スケジュールを設定。 上記の設定で決まった時間、決まった間隔で実行することが可能です。
また、Re:dashはクエリで取得するデータはページにアクセスする度に取得するわけではなく、内部に保存することで高速に情報を取得するようになっています。
取得するのに時間がかかるクエリは、深夜に実行しておくのが賢い使い方かもしれません。
Googleスプレッドシートの設定
- メニュバー > アドオン > Google Analytics > Schedule reportsを押下
- Enable reports to run automatically. にチェック
- 実行する間隔と時間を設定
以上で定期実行の設定は終わりです。
GoogleスプレッドシートとRe:dashの設定は、多少互いの実行時間を気にする必要はありますが、
ここまでできれば、自動でデータが取得できるので、Re:dashでダッシュボードを設定したり、
良い感じにグラフを組み合わせることで、データ可視化 & 共有プラットフォームの構築が可能になります。
まとめ
個人的には、
これまでRailsのActiveRecordでデータ取得して〜
Viewでhtml書いて〜
Google Chartsでグラフ描画して〜
あ、そうだそうだ、絞り込みも追加して〜
と、自分でゴリゴリ書いていくのではなく、閲覧系の機能はRe:dashにお任せして、
更新系機能やRe:dashで実現しきれない部分だけは自分で作っていた方が良いと思いました。
また、難しいと感じる点は2点あります。
1点目は
GoogleスプレッドシートやSQLの出力イメージをRe:dashで使えるように考えるは難しいのではないかと感じています。
特に、非エンジニアに運用を展開するときは、そこを厚めにサポートしなければ組織根付いていかないのかなと思っています。
2点目は
ダッシュボードに属させるクエリの管理です。
ここのカテゴライズを考えておかなければ、結局「あのデータどこに行ったっけ?エンジニアに聞いたろ」
ということが発生してしまうので、エンジニアの手間があまり軽減しない可能性があると思いました。
Re:dashがここまでデータ抽出 => 可視化を簡単に出来るとは思いませんでした。
難しいと感じる点で書いた2点、すなわち組織への展開と運用方法の確立さえうまくいけば、
エンジニアやディレクターの工数軽減できるサービスだと思います。