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株式会社リブセンスでエンジニアをやっている星直史のブログです。

部下育成の教科書 を読みました

先のエントリの本を読み終わったあと、 もっと具体的なマネージャー / リーダー層の人物像と行動が学びたいと思ったので、 部下育成の教科書を読みました。

読み終えたあとは本内容に対しての納得感があり、これからの行動の見直しを考えなければならないと思いました。
マネージャー / リーダー層になりたて方は、読んだあと、視野が一段高くなるでしょう。

メンバーをどのように育成すれば良いのか?と考えたときに読む本

この本の対象読者はマネージャー / リーダー層なのですが、 読んでみると、ビジネスパーソンほぼ全員が読んでも問題ありません。

この本は、5部構成で書かれています。

  1. ビジネスパーソンの段階を見極めるステージという考え方について
  2. 各ステージごとに、次のステージ上がるためのプロセス説明
  3. メンバーがステージを上がるときの育成支援のポイント
  4. メンバー同士が相互に育成支援するための環境作り
  5. マネージャー自身の成長について

内容をざっくりまとめると、
メンバーのステージは下記4ステージに分けられます。

  1. スターター(いわゆる新卒)
  2. プレイヤー(一人立ち)
  3. メインプレーヤー(一人前)
  4. リーディングプレーヤー(主力)

また、移行プロセスなどについても各ステージごとに書かれています。

  • 判断指標
  • このステージに移行するときのサイン
  • 移行までのプロセス
  • このステージでの伸ばす / 抑えるべき意識・行動

マネージャー / リーダー層にとっては、自分の周りのメンバーがどのステージにいて、何を伸ばし / 抑えれば次のステージにあがれるかについて、考えられるようになれるでしょう。
もし読者の方が評価面談を任せられている場合には、この本を参考にして、メンバーの道標を示すことができるでしょう。

また、冒頭で

読んでみると、ビジネスパーソンほぼ全員が読んでも問題ありません。

と書いたのは、メンバー自身もこの本を読んだあとに、
自分自身のステージの確認(認識)と、どのような行動をすれば次のステージにあがれるか?
について考えることができるのではないかと思うからです。

また、どの組織、業界においても、ステージは一つずつ上がっていくものだと、書いてあります。
成長速度(出世)が早い人は、各ステージへの入り口を素早く察知し、
行動の切り替えをうまくできる人なのだと学べます。

明日から自分はどのような行動をすれば良い?

この本を読んだだけでは、自分の立ち位置についての認識と、次のステージまでの道のりの確認が済んだだけです。
具体的に何をすれば良いのかが頭に描けたのであれば、実際に行動するのが吉です。

興味があってスイスイ読み進められたのもありますが、4~5時間くらいでサクッと読めます。

社会人であれば一読することをおすすめします。